ジョージ・クルーニーが語る「キスシーン卒業」—家族を優先し、成熟した役柄へ

© illustration by ai

ジョージ・クルーニーが率直な打ち明け話でファンを驚かせた。60歳の彼は、スクリーンで他の女性とキスをするような恋愛役から身を引くことにしたという。きっかけは妻アマルとの会話で、その後、そうした場面にもう関わりたくないと自覚したと明かしている。

本人は、自分の“銀幕の色男”の時代にはもう幕が下りたと見ている。年齢を冷静に受け止め、若い同業者と張り合うつもりもない。時間はごまかせず、どんな小技でも何十年も若く見せることはできないと認める一方、体調は良好だとして、より抑制がきき、地に足のついた役柄を選び取っている。

手本としてはポール・ニューマンを挙げる。若さにしがみつかずに年を重ねながら観客の敬意を保った姿勢は、彼にとって確かな指針だという。このアプローチは、自分にも観客にも公正だと受け止めている。

同時に、キャリア初期の出来事をユーモアを交えて振り返る場面もある。かつて監督から“キスの見せ方”を批判され、当時は自分のスタイルこそ自然だと内心反発したという。いまや、そうしたシーンそのものが自分には不要になっただけだと静かに線を引いている。

この決断はエンタメ報道でも早くも話題だ。クルーニーは優先順位をはっきり定め、ロマンティックなイメージが過去のものになっても気にせず、家族を選んだように見える。その選択は禁欲というより、スクリーンで何をやりたいのかを落ち着いて再設定した結果で、むしろ自然な流れに映る。