ジョン・シナ、WWEのリングに別れ—最後の相手はグンター。靴を置き、ロックとアンダーテイカーが称賛

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世界的なプロレス界の顔の一人、ジョン・シナがリングのキャリアに幕を下ろした。48歳のアスリートで俳優でもある彼は、ワシントンで行われたWWE Saturday Night’s Main Event XLIIで最後の試合に臨み、相手はグンター。結果は絞め技での敗北だった。だが、より雄弁だったのは試合後の振る舞いだ。リングを去る間際、シナはスニーカーをマットに置いた。言葉を尽くすよりもはっきりと、決別を刻む仕草だった。

見送りにはすぐに賛辞が寄せられた。ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンは、何より大切なのは良い人間であることだと強調し、温かな言葉を贈った。レジェンドのアンダーテイカーも声を重ね、23年前のデビュー戦のあとにシナを称賛したことを振り返り、今回も同じ評価を示した。こうしたやり取りがファンの議論に火をつけるのは自然な流れで、長年この世界を支えてきた象徴が話題ならなおさらだ。

シナは2002年にWWE入り。世界王座17度という団体記録を打ち立て、グランドスラムも達成した。類いまれなカリスマ性と、決して諦めないという代名詞のモットーが相まって、何百万人ものファンのヒーローへと押し上げた。リングの外では映画でも存在感を示し、F9、Bumblebee、The Suicide Squad 2に出演して幅の広さを見せた。

これからは彼のスクリーンでの歩みに注目が集まりそうだ。スポーツから身を引いたあと、ショービジネスのスターがどんな役を選ぶのか。次章をどう描くかは、彼自身の手に委ねられている。