スカーレット・ヨハンソンが正統派ホラーに初挑戦—フラナガン新作と『ラプンツェル』交渉の今

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スカーレット・ヨハンソンが、多くのファンを驚かせる一手に出た。キャリアで初めて、正統派ホラーに参加する。豊富なフィルモグラフィーを誇りながらも、ホラーを正面から据えた作品で主演するのはこれが初めてだ。彼女の名を挙げると、『アンダー・ザ・スキン』で異形の捕食者を演じたことを思い出す声は多いが、あの一本は悪魔譚というよりアート寄りのスリラーに近い。今回は恐怖の只中へと飛び込む決断で、この選択はキャリアの中でも意外性の高いものとして語られ始めている。

脚本・監督を務めるマイク・フラナガンは、このタッグに手応えを口にしている。ヨハンソンは際立つ表現力と地に足の着いたリアリズムを併せ持ち、その資質がブロックバスターから小規模なジャンル作まで、どのキャラクターにも血を通わせてきたと評価している。作品の詳細はまだ伏せられているものの、新たな役柄にも理想的にフィットすると見ており、配役としては納得の人選だと感じさせる。

ホラーの枠を越えた動きもある。新たな『ラプンツェル』の企画への参加をめぐり、現在交渉が進んでいるという。ファンにとっては、しばらく目の離せない多忙な時期になりそうだ。

この先、興味をそそる企画がいくつも控えていそうだ。スクリーンでどんな新しい顔を見せてくれるのか——注目すべき点は、まさにそこだ。