スプーンで水を拡散してザルを洗う:SNSで話題の時短ワザ

Изображение сгенерировано нейросетью Dall-e

SNSには、日々の家事をラクにするコツが次々と登場する。そんななか、キッチン用のザルを思いがけない方法で洗う短い動画が注目を集めた。作業自体は単純だが、このやり方は多くのユーザーの興味をさらい、手慣れた家庭料理の達人でさえ意表を突かれたようだ。

裏ワザの仕掛け

動画は、まずおなじみの手順から。ザルを流水にかざしても、粉や残りかすで詰まった網目はなかなか抜けない。そこで登場するのがスプーンだ。スプーンの背に水が当たるように、水流とザルの間へ差し込むと、ぶつかった水が細かな霧状に広がり、いわばキッチンのシャワーに早変わり。数秒で、網目は目に見えてすばやくすっきりしていく。

投稿者は、この仕組みの単純さに自分でも驚いたとし、もっと早く知っていればと思ったと記している。

反応—熱狂から半信半疑まで

この投稿は約8万6千件の「いいね」を集めた。役に立つうえに説明が明快だと評価する声が多く、実際に取り入れてみるというコメントも相次いだ。一方で懐疑派は、“即席スプレー”にスプーンは必須ではないと反論。手のひらで受けて水を散らしてもよく、ザルの角度を変えるだけで済むはずだとした。

また、以前から似たやり方を当たり前のように使っており、これを裏ワザと呼ぶ発想がなかったと明かす人もいた。

うまくいく理由

水がスプーンに当たると拡散し、網目に多方向から届く。単純な直線的な流水では落ちにくい細かな粒が流れやすくなるからだ。調理後のねっとりした残りかすで目詰まりした場面では、とりわけ扱いやすい。

身近なスプーンが生む意外な効き目

日常のスプーンが、キッチン道具の手入れを助ける“もう一つの用途”として働くのは興味深い。余分な一手かどうかで意見は割れるものの、動画の広がりを見るかぎり、時間と手間を少しでも減らす実用的な工夫を人は求め続けている。理屈は簡単で説得力があり、面倒なルーティンがほんの少し軽くなるのも頷ける。